凡人の投資

何ら才能のない凡人のセミリタイア論

解脱

人間においてもっとも重要なものは何か。
時間だ。時間は誰にも平等に与えられ、失えば取り返すことはできない。
やりたくもない仕事を毎日毎日死ぬまでするというのは人生全てを棒に振るのと同じ。
しかし現実的には金のないものは時間を有効に活用できず、また凡人は労働以外に金を得る手段がないためいつまでたっても働くことになる。

解脱序章で大量消費志向から小量節約志向に転換をはかれたとしても収入0ならば話にならない。節約のしようもない。したがっていかに贅沢を目指さぬとしても収入は必要だ。

ここで労働を二つに分類しよう。フロー型の労働とストック型の労働だ。
フロー型の労働とは労働の成果と交換にお金をもらう労働。一般的なサラリーマンはフロー型の労働となる。
ストック型の労働とは労働の成果が自分の資産になり、翌年からはその資産からもお金をもらえる労働。例えば投資家、作家、アフィリエイターなどはストック型の労働となるだろう。五年前の労働の成果から今年は100万、四年前の成果から40万という具合に積み上がっていけば収入は増える一方、金を得るために必要な時間は減る一方だ。

いつか仕事をやめることをフロー型の労働で目指すのは難しい。なぜなら入ってくるお金を貯めることはできるものの、いくらあれば一生生きるに十分ときめることはできないし、日本においてサラリーマンは一旦仕事を辞めてお金がなくなったから三年後に再開ということはできないからだ。著しく収入が低下するだろう。

したがってストック型の労働を目指すことになる。だがここで問題に直面する。資本主義社会においてフロー型の労働者は非常にニーズがあったから、フロー型の労働者には簡単になれるがストック型の労働を開始するノウハウはなかなか出回らない。どうすればいいかわからないのだ。
しかし、千里の道も一歩から。希望あるところに道は開ける。凡人サラリーマンであってもだ。

そしてそれは投資とインターネット。この二つを活用することとなる